与論空港近くでLPGタンカーがサンゴ礁に座礁 2便が欠航

20日午前、与論空港近くの海上でLPG=液化石油ガスを運ぶタンカーが、サンゴ礁に乗り上げて動けなくなりました。
与論空港での安全確認のため2便に欠航などの影響が出ました。

20日午前10時15分ごろ、与論空港の沖合で兵庫県の海運会社が所有するタンカー、桃邦丸(749トン)の乗組員から「船が座礁した」と奄美海上保安部に通報がありました。

海上保安部によりますと、タンカーには乗組員8人が乗っていましたが、けがはなく、油や積み荷の流出もないということです。

タンカーはLPG=液化石油ガスを運ぶため午前9時に与論港を出て沖縄に向かっていたところおよそ10分後にサンゴ礁に乗り上げ動けなくなったということです。

海上保安部ではタンカーを移動させるととともに船長から話を聞くなどして原因を調べることにしています。

現場は与論空港から260メートルほど離れた場所で、日本エアコミューターによりますと、座礁したタンカーの高さが飛行機の離着陸に影響するかどうか確認するため、滑走路が一時、閉鎖され、正午前後に与論空港を離着陸する、1便が行き先を変更し、1便が欠航しました。

その後は安全に問題がないことが確認されたとして、ほかの便は通常どおり、与論空港に離着陸しているということです。

【空の便】

現場は与論空港から260メートルほど離れた場所で空の便にも影響が出ました。

日本エアコミューターによりますと座礁したタンカーの高さが飛行機の離着陸に影響するかどうか確認する必要があったとして、一時、滑走路が閉鎖され、正午前後に与論空港を離着陸する、1便が行き先を変更し、1便が欠航しました。

その後は安全に問題がないことが確認されたとして、ほかの便は通常どおり、与論空港に離着陸しているということです。