米軍のオスプレイ2機 徳之島空港に相次いで着陸

19日午後、鹿児島県の徳之島空港に、アメリカ軍のオスプレイ2機が相次いで着陸しました。
民間機の運航に影響はないということです。

鹿児島空港事務所などによりますと、19日午後2時20分すぎ、オスプレイ1機が天城町の徳之島空港に緊急着陸しました。

九州防衛局によりますと、オスプレイはアメリカ海兵隊の普天間基地に所属するものだということです。

着陸の理由は明らかにされていませんが、鹿児島空港事務所によりますと、着陸のおよそ5分前にオスプレイのパイロットから「徳之島空港に緊急着陸する」という通報が寄せられたということです。

その後、19日午後7時前には、整備要員などを乗せたアメリカ軍の別のオスプレイ1機が着陸しました。

徳之島空港を管理する県によりますと、1機目については事前に空港の使用届は出ておらず、着陸の2分ほど前に鹿児島空港事務所からオスプレイが着陸するという連絡があったということです。

2機目は、1機目の着陸後、事前に使用届が出ていたということです。

これまでのところけが人などの情報はなく、民間機の運航にも影響は出ていないということで、県は情報収集を進めています。

県によりますと、アメリカ軍のオスプレイが徳之島空港に着陸するのは、2021年の4月以来だということです。

1機目のオスプレイについて、九州防衛局は「オスプレイは予防着陸したもので、詳細については確認中だ」としています。