高校生が国際クルーズ船の観光客に自ら開発の菓子などを販売

今年3月に国際クルーズ船の受け入れを再開した鹿児島市の港で、18日、市内の高校生が授業の一環として自分たちで開発したさつま揚げや菓子を外国人観光客に販売しました。

鹿児島市の「マリンポートかごしま」には、18日、アメリカやオーストラリアなどからの900人あまりが乗ったクルーズ船が寄港しました。

港では鹿児島市の鹿児島南高校の生徒たちが姶良市のかまぼこ店と協力して作ったさつま揚げや霧島市の洋菓子店と共同開発したプリンやムース、タルトのあわせて4つの商品を販売しました。

どれも課題研究の授業の一環で開発した商品で生徒たちは実際の販売も体験していました。

タルトの開発に携わった伊地知愛さんと小園華凛さんは「見た目も可愛くて味もおいしいお菓子ができました」と話していました。

洋菓子店の職人、神野二男さんは「共同開発したタルトは、豆乳も入れてスイートポテトみたいな味わいも楽しめます」と話していました。

購入したハワイの女性は「高校生が開発するなんて感動しました」と話していました。

また、空手道部の生徒が迫力ある型を披露したり、書道部の生徒が筆で外国人の名前をカタカナで書いてプレゼントしたりしてもてなしました。

生徒たちは時間が経つにつれ積極的に声をかけることができるようになり、外国人たちと交流していました。

大勢の人たちに見送られる中、クルーズ船は、長崎に向けて出港していきました。