JAXAの小型観測ロケット 11月に打ち上げへ

次世代のロケットや探査機に利用する先進的な技術の実証実験を行うJAXA=宇宙航空研究開発機構の小型観測ロケットが、ことし11月24日に鹿児島県肝付町の発射場から打ち上げられることになりました。

JAXAは28日、小型観測ロケット「S−520」33号機をことし11月24日の午後4時から4時半の間に、肝付町の内之浦宇宙空間観測所から打ち上げると発表しました。

観測ロケットは、落下するまでの間、無重力状態などを利用して電子機器の実験や自然現象の観測などを行うもので、全長8.9メートル、重さ2.3トンあります。

「S−520」33号機は、大気圏に突入する際に使うシステムや、小型ロケット向けに飛行中の位置や速度を計測する機器など4つの装置を搭載し、次世代のロケットや探査機に利用する先進的な技術の実証実験を行うということです。