鹿児島県 観光支援事業を11月から1か月間延長

県は、今月末までで終了する観光支援事業について、期限内に予算を使い切れない見込みであることから、ことし11月から1か月間、延長して実施することになりました。

県はおよそ45億円の予算を計上し、ことし1月から新型コロナウイルスで落ち込む観光業を支援するため、独自の支援事業「今こそ鹿児島の旅」を行っていて、期限は今月末までとなっていました。

ただ、予算の一部が残る見込みであることから、ことし11月から1か月間、事業を延長して実施することになりました。

「今こそ鹿児島の旅」は、県内をめぐる旅行商品の代金が離島で8000円、それ以外は5000円を上限に割り引きになるほか、飲食店などで使える最大2000円分のクーポンなどのサービスを受けることができます。

このサービスは、県外のほか県内に住む人も対象で、3回目のワクチン接種の証明書や検査の陰性証明書の提示は、不要だということです。

また、予算がなくなりしだい終了するということです。

県内では、来月から「かごしま国体」と全国障害者スポーツ大会が開かれ多くの来場者が見込まれていますが、県は、事業を延長することで大会閉幕後も観光需要を喚起したい考えです。