地元食材使った菓子や料理で国体選手をおもてなし

地元食材使った菓子や料理で国体選手をおもてなし

「かごしま国体」のローイングの競技会場では、地元の食材を使った菓子や料理が選手などにふるまわれました。

会場には「おもてなしコーナー」が設けられ、地元の人たちが手作りした豚汁やふくれ菓子、それにもち米を竹の皮に包んで煮た郷土料理の「あくまき」のほか、さつまいもに衣をつけて油で揚げた「がね」が用意されました。

豚汁は、会場となっている鹿屋市輝北町で生産された豚をふんだんに使い、地元産のごぼうや里いもを使った一品に仕上げています。

また、ふくれ菓子に使われる小麦粉も輝北町産だということです。

コーナーには、レースが終わった選手や会場を訪れた人たちが集まり、もの珍しそうに食べたり、「おいしい」と口にしたりして郷土の味を楽しんでいました。

愛知県の選手は「愛知の豚汁は八丁みそですが、白みそもおいしいなと思いました。レースのあとにこういったもてなしがあり、頑張ったかいがありました」と話していました。

徳島県の監督は「あくまきは初めてで、そもそも灰を使った料理を食べるのが初めてです。さっぱりしたわらびもちみたいですね」と話していました。

また、京都府から観戦にきた女性は「豚汁はまろやかでお野菜の味もおいしいです。鹿児島はとてもいいところですね」と話していました。

菓子や料理を提供した地元の女性は、「輝北を訪れた人にアピールし、輝北にはこんなものがあるんだと感じてほしい。選手たちには野菜をいっぱいとって豚肉も栄養たっぷりなので、英気を養ってほしいです」と話していました。