「果ての鉄道展」県内の鉄道の歴史など紹介 枕崎

JRの始発・終着駅としては最も南にある枕崎駅を中心に、県内の鉄道の歴史などを紹介する企画展が枕崎市で行われています。

この企画展「果ての鉄道展」は、JR指宿枕崎線が全線開通してことしで60年を迎えることと、枕崎駅の現在の駅舎が完成して10年になることを記念して枕崎市の南溟館で開かれています。

このうち今月16日には、展示会を企画し、枕崎駅の駅舎をデザインした建築家の川西康之さんが、訪れた人に展示内容を紹介しました。

この中では、昭和6年に当時の鹿児島交通・枕崎線が全線開通したことで本土最南端の駅が誕生したことや、鉄道が発展したことでカツオの加工品などの流通量が増え、地域経済を大きく変えたことなどを説明していました。

訪れた男性は「鉄道は大きなインフラだと思う。これをいかに利活用していくかが課題で、これからも多くの人に鉄道に乗ってほしい」と話していました。

川西康之さんは「“なぜこんなところに鉄道があるのか”という場所は世界にいくつもあるが、その土地の資源や観光に大きく関わっていることを知ってほしい」と話していました。

企画展「果ての鉄道展」は来月31日まで開かれています。