米軍のオスプレイ3機 奄美空港に相次いで着陸

14日午後、奄美大島にある奄美空港にアメリカ軍のオスプレイが相次いで着陸しました。
アメリカ海兵隊によりますと、コックピットの警告表示が出たため着陸したということで、けが人はなく、民間機の運航にも影響は出ていないということです。

鹿児島県港湾空港課によりますと、14日午後2時すぎ、アメリカ軍のオスプレイ2機が奄美空港に相次いで着陸しました。

九州防衛局によりますと、オスプレイは沖縄県のアメリカ海兵隊普天間基地所属で、NHKが奄美空港に設置したカメラの映像では、アメリカ軍の関係者とみられる人たちが駐機場にとめた機体を確認する様子が見られました。

アメリカ海兵隊によりますと、コックピットの警告表示が出たため、空港に着陸したということで、「トラブルの処理を行い、必要な整備が終わり次第、普天間飛行場に戻る予定だ」としています。

県によりますと、着陸の3分前に那覇空港事務所からオスプレイが奄美空港に着陸するという連絡があったということで、けが人の情報はなく、民間機の運航にも影響は出ていないということです。

さらに午後5時50分前には、別のオスプレイ1機が奄美空港に飛来し、およそ15分後に離陸しました。

奄美大島などでは14日から日米共同訓練が行われていますが、オスプレイは参加していません。

国土交通省によりますと、奄美空港では去年1年間でアメリカ軍の軍用機が50回着陸し、民間空港への着陸回数としては県内で最も多く、全国でも3番目に多くなっています。