水泳のマスターズ選手権で世界記録更新 85歳男性が市長表敬
薩摩川内市の85歳の男性が今月開催された水泳の世界マスターズ選手権の2種目で世界記録を更新し、29日、薩摩川内市長を表敬訪問しました。
表敬訪問したのは、薩摩川内市田崎町に住む85歳の古川徹さんです。
市役所で古川さんを出迎えた田中市長は、「市民に夢と希望を与えるもので感謝します」と言葉をかけました。
古川さんは今月、福岡市などで開かれた水泳の世界マスターズ選手権で、85歳から89歳までの人が出場する50メートルと100メートルの自由形に出場し、世界記録をそれぞれ0.2秒と0.3秒更新して金メダルを獲得しました。
古川さんは、67年前、県立宮之城高校の3年生だった時に、メルボルンオリンピックの競泳800メートルリレーの代表に選ばれた実力の持ち主で、進学した慶応大学や社会人になってからも水泳を続けました。
そして、定年近くなってふるさとに戻ったあとも、ほぼ毎日1時間、泳ぎの練習を続けているということです。
古川さんは、「自分の好きなことをずっと継続してやるのが私の信条ですので、頑張ってます。気分は最高です。」と話していました。
古川さんは、さらなる記録の更新を目指しことし10月に鹿児島市で行われる大会にも参加する予定だということです。