屋久島 山小屋トイレのし尿をヘリで搬出

世界自然遺産の屋久島で、山小屋にあるトイレの大量のし尿がふもとに降ろせなくなっていた問題で、24日までの2日間、ヘリコプターを使った搬出作業が行われました。

ヘリコプターによる搬出作業が行われたのは、縄文杉の近くの2つの山小屋のトイレから降ろせなくなっていたし尿です。
屋久島町や清掃業者によりますと、し尿の回収は、町から委託を受けた町内の業者が担当していましたが、おととし12月ごろから、トロッコの故障などによって、し尿の多くが降ろせなくなり、さらに、今年度、別の清掃業者が委託を受けたあとも、ほとんどが降ろせなくなっていました。
し尿の一部は、2つの清掃業者が降ろしたということですが、町によりますと、今月13日の時点で、90リットル入りのバケツ、あわせておよそ50個分が残っていました。
今回、今年度、回収を委託されている清掃業者がヘリコプターをチャーターしてし尿を降ろす作業をきのうまでの2日間行い、大半を降ろしたということです。