「シロアゴガエル」侵入警戒 大和村で早期発見や駆除の講座

ことし5月、徳之島で生態系に影響を及ぼすおそれがある「シロアゴガエル」が初めて確認され、同じように世界自然遺産に登録されている奄美大島への侵入も心配されています。
大和村では早期の発見や駆除につなげようという講座が開かれました。

「シロアゴガエル」は繁殖力が強く在来種の生態系に影響を及ぼすおそれがあるとして環境省が「特定外来生物」に指定しています。

今月18日には、「シロアゴガエル」が奄美大島に侵入することに備える講座が大和村で開かれました。

この中で奄美大島のカエルに詳しい木元侑菜さんが冷凍されたシロアゴガエルと他の生きたカエルを使い見分け方を説明しました。

シロアゴガエルは薄い茶色で、上のあごが白いことや、ほかのカエルに比べ手の吸盤が大きいことなどが特徴だということで、木元さんは見つけたら環境省に連絡するよう呼びかけました。

参加した小学6年生の女の子は、「よく見かけるカエルと比べシロアゴガエルは大きかったです。見つけたら連絡しようと思います」と話していました。

木元さんは「シロアゴガエルは人には害がないが、島の生態系には大きく影響する。ふだんから注意してカエルを見てほしい」と話していました。