台風7号 飛行機欠航で龍郷町のホテル キャンセル相次ぐ

東海から近畿に接近している台風7号の北上に伴って、奄美大島にも影響が出ています。
関西方面からの飛行機の欠航で、龍郷町のホテルではキャンセルが相次いでいます。

奄美大島では、夏休みの時期にマリンスポーツを楽しむ観光客が関東や関西から多く訪れ、このうち龍郷町にある海岸に面したホテルでは、22ある客室は例年満室になるということです。

しかし、台風7号の北上に伴って奄美と大阪を結ぶ15日の便の欠航が決まった12日から、ホテルには予約のキャンセルや日程の変更の相談が相次ぎ、宿泊客の3割ほどがキャンセルしたということです。

奄美地方には、先月末から2週間近く台風6号が接近した影響もあり、このホテルでは今回の台風7号も含めると8月の売り上げが去年に比べて50%近く落ち込む見通しだということで、奄美の観光全体でも大きな打撃が懸念されています。

このホテルの里井大起支配人は「ここで仕事をしている以上ある程度の台風の影響は覚悟していますが、ことしはその影響がとても長いです。お客さんの安全が第一なのでしかたがありません」と話していました。