台風6号 鹿児島 種子島 食料品が品薄になっている店も

台風6号の接近に伴い、船の欠航が続いている鹿児島県の種子島では、食料品が品薄になっている店も出ています。

このうち、西之表市にあるスーパーマーケットでは、5日から商品を運ぶフェリーが欠航している影響で、パンや卵、総菜、それに冷凍食品などが品薄になっています。

店では、フェリーの欠航を見込んであらかじめ一部の商品を通常よりも多く仕入れていましたが、それでも多くの商品が品薄になっているということです。

この店の商品を運ぶフェリーは9日までは欠航が決まっています。

「サンシード食品館」の藤村直美さんは、「とにかく台風のスピードが遅くはやく通り過ぎてほしい。早く船に来てもらいたいです」と話していました。

また西之表市のホームセンターでは、土のう袋や、割れた窓ガラスが飛び散るのを防ぐテープ、それに壁や窓などを補強するための木材などがそろえられていて、訪れた人が購入していました。

店によりますと、このほかにも停電に備えてランタンや懐中電灯がよく売れていて、一部の商品は品切れになっているということです。

地元の50代の男性は、「対策はしていますが、家が倒壊したり農作物に被害が出たりしないか心配です」と不安そうに話していました。