秋篠宮さま悠仁さま「高文祭」の研究発表や作品をご見学

全国高校総合文化祭を見るため長男の悠仁さまとともに県内を訪問している秋篠宮さまは研究成果の発表や、作品をご覧になりました。

秋篠宮さまと高校2年生の悠仁さまは、午前中、鹿児島大学で物理や化学、それに生物など自然科学部門の研究成果の発表をご覧になりました。

幼いころから生き物に強い関心を持っている悠仁さまは、和歌山の県立高校の科学部が準絶滅危惧種に指定されている在来種のコイの仲間の縄張り形成について発表すると、時折うなずきながら耳を傾けられていました。

和歌山県の橋本高校の生徒は「魚の縄張りという研究分野はおもしろいですねと言っていただきました。魚の縄張りができたときにどのような行動があるのですかと聞いてくださって、今後、研究していきたいと思いました」と話していました。

また錦江湾高校の中玉利青さんは「自分たちは昆虫の研究をしていて、悠仁さまがトンボに興味があるとおっしゃっていたので、とても嬉しく研究をもっと頑張ろうと思いました」と話していました。

また、鹿児島市の黎明館では、お二人は美術・工芸部門に出された作品をご覧になりました。

お二人と言葉を交わした鹿児島玉龍高校の松木陽さんは「総文を通していろんな人と出会うことができ、美術が人を結びつける力を感じました」と話していました。

また、鹿児島玉龍高校の内野花香さんは「今回の作品で、絵を描ききる楽しさを学べたので、今後も絵を描くことを続けていけたら」と話していました。

このほか、30日は、去年、県内で開かれた「全国和牛能力共進会」の「高校および農業大学校の部」で1位を獲得した曽於高校も訪れ、実習用の農場で牛の飼育や調教の様子をご覧になりました。

秋篠宮さまと悠仁さまと言葉を交わした曽於高校・畜産同好会の田實夢佳さんは「テニスラケットを利用した糞取りや、牛を綺麗に立たせる姿勢について質問されました。帰るときには頑張ってくださいという言葉をもらいました」と話していました。

また、川崎優菜さんは「いつから牛が好きだったのかを聞かれました。牛も大会と同じくらい緊張している様子でしたが、いつも以上にしっかり立っているなと感じました」と話していました。