志布志市 ふるさと納税で2280人の個人情報 漏えいか

志布志市のふるさと納税のウェブサイトが不正アクセスを受け、クレジットカードの情報などが漏えいした問題で、市は、調査を終えた結果、あわせて2280人の個人情報が漏えいしたおそれがあると発表しました。

志布志市では、市が運営するふるさと納税の寄付を受け付けるサイトで、寄付した人たちのクレジットカード番号などの情報あわせて910件が外部に漏えいしたおそれがあり、このうち、279件の情報が不正に利用され、被害金額がおよそ2万2000円に上ったことが先月下旬、明らかになっています。

市は20日、その後の調査結果を発表しました。

それによりますと、4年前の2019年の6月から7月までと、おととしの3月から12月までの間に、このサイトにアクセスしたあわせて2280人の個人情報が漏えいしたおそれがあるということです。

漏えいしたおそれがある情報は人によってさまざまですが、クレジットカードの番号や氏名、住所などが含まれるということです。

一方で、すでに発表した279件以外に個人情報が不正に利用されたケースは確認できなかったとしています。

志布志市港湾商工課の大迫秀治課長は「不安な思いをさせてしまいおわび申し上げる。厳粛に受け止め、誠心誠意、対応していきたい」と話しています。

市によりますと、20日午前、対象となる人たちに状況を知らせ、謝罪するメールを送ったということです。

また、現在、使用を止めているふるさと納税のウェブサイトの再開は、今後の状況を見て判断していくとしています。