龍郷町の海岸でシュノーケリングをしていた男性が溺れ重体

19日正午すぎ、奄美大島の龍郷町の海岸で、観光で家族と訪れ、シュノーケリングをしていた74歳の男性が溺れ、意識不明の重体となっています。

19日正午すぎ、龍郷町の倉崎海岸にいる人から「沖で男性が溺れている」と海上保安本部に通報がありました。

奄美海上保安部によりますと、74歳の男性が20メートルほど沖合の水深3メートルほどの場所でシュノーケリングをしていたところ、「助けて」と叫んだため家族などが助けに向かい岸に引き揚げました。

男性はドクターヘリで島内の病院に搬送され手当てを受けていますが、意識不明の重体だということです。

男性は、家族とともに観光で奄美大島を訪れ、19日は妻と長女、それから孫とともに海で泳いでいたということです。

海上保安部は詳しい事故の原因を調べることにしています。

海上保安部は「シュノーケリングをする際にはライフジャケットを着用するとともに、トラブルがあったときにすぐに気づけるよう2人以上で行動してほしい」と呼びかけています。

また、海上保安部によりますと、今月、奄美群島では観光で訪れた人の水難事故が相次いでいて、今月15日までに4人が事故にあい、このうち2人が死亡しています。