“海の練乳”長島町の岩がき出荷最盛期

甘くクリーミーな味わいから「海の練乳」とも言われています。
長島町では岩がきの出荷が最盛期です。

長島町諸浦の漁師、水永一朗さんは12年前、県内で初めて岩がきの養殖を長島町の海で始めました。

およそ3年間、海で育てられた岩がきは先月から出荷が始まり、夏本番を迎える今がピークです。

水永さんたちは、まず、作業いかだで、ひとつひとつに分けフジツボなどを落としました。

さらに殺菌した海水に1晩浸して、生で食べられるようにしたあと、サイズごとに箱詰めして東京などに出荷する作業を行っていました。

長島町の岩がきは、東シナ海と八代海の両方からの栄養豊富な潮の流れのなかで育てられ、その濃厚でクリーミーな味わいから「海の練乳」とも言われています。

1つ200グラムから大きいものでは500グラムを超え、身は一口では食べきれないほどボリュームがありことしも順調に仕上がっているということです。

水永さんの息子で、一緒に岩がきの養殖をしている魁人さんは「鹿児島ではまだ、あまり知られてないですが、夏に食べる岩がきの魅力を知ってもらえたらと思っています」と話していました。

長島町の岩がきの出荷は来月いっぱい続けられます。