日置市の一部の学校 通知表を予定どおり渡せないおそれも

鹿児島県の日置市立の学校のパソコンがウイルスに感染した疑いがあるとして各学校が使用する共通のシステムを17日、5日間停止しました。
この影響で一部の学校では20日予定どおりに通知表が渡せないおそれがあるということです。

日置市教育委員会によりますと、今月12日、市立学校の教員がパソコンを使っていたところ、「サポートセンターに電話をしてください」と表示され、電話して指示に従いパソコンを操作したところ、翌日、「ウイルスに感染した」というメッセージが表示されたということです。

このパソコンは通知表のデータなどを管理する市のサーバーと接続されていて、市教育委員会はウイルス感染の疑いがあるとして17日までの5日間、各学校が使用する共通のシステムを停止しました。

これまでウイルスの感染や情報漏えいは確認されていないということですが、システム停止の影響で20ある小中学校の一部では20日予定どおりに通知表が渡せないおそれがあるということです。

日置市教育委員会は、「児童・生徒や保護者の皆様に深くおわび申し上げます。職員の研修に努めてまいります」としています。