「海の事故ゼロキャンペーン」奄美空港で観光客に注意呼びかけ

夏の観光シーズンが本格化している奄美群島では、今月に入って海での死亡事故も相次いでいて、16日、海上保安部の職員などが事故への注意を呼びかけました。

16日は、海上保安官や消防の職員などが奄美空港に集まり、「水難事故に気をつけてください」と声をかけながら、海のレジャーでの注意点が書かれたリーフレットなどが入った袋を訪れた観光客らに手渡していました。

16日から今月31日までは、海上保安庁の「海の事故ゼロキャンペーン」の期間で、手渡された袋の中には、ライフジャケットを着用することや必ず2人以上で行動するよう呼びかけるステッカーなどが入っています。

海上保安庁によりますと、ことし奄美群島では15日までに海のレジャーで観光客4人が事故にあっていて、このうち2人は死亡しています。

奄美海上保安部の隅倉好一朗交通課長は「これから暑くなりレジャーが多くなるが、自然相手でもあるので油断すると大きな事故につながってしまいます。できるだけ2人以上で行動するなどして奄美の美しい海を楽しんでほしいです」と話していました。