拉致被害者の家族と高校生が早期解決を訴え署名活動 霧島

北朝鮮に拉致されてから来月中旬で45年になる市川修一さんの家族が、15日、霧島市で地元の高校生らとともに署名活動を行い、問題の早期解決を訴えました。

署名活動は、霧島市で始まった「霧島国分夏まつり」の会場で行われました。

15日は、市川修一さんの兄の健一さんや拉致問題を学んでいる国分中央高校放送部の生徒10人のほか、拉致の疑いが排除できない「特定失踪者」の家族の前山利恵子さんと村岡育世さんらが参加しました。

市川修一さんは1978年8月12日、日置市の海岸から北朝鮮に拉致され、来月には拉致から45年になります。

健一さんは「若い人たちが一緒に動いてくれることは心強い。来月で拉致から45年になるが何としても早く助け出したい。私たちも負けてはいられないですし、救出するまで闘っていきたい」と話していました。

また、国分中央高校放送部3年の古谷かなえさんは「拉致で親と離ればなれになって、その親御さんも亡くなられているというのが現実にあるので、そういったことをみなさんに知ってほしい」と話していました。