新型コロナ 定点把握で全国2番目 インフルエンザは全国最多

県内の新型コロナウイルスの感染状況です。
今月2日までの1週間では1つの医療機関あたりの平均の患者数が13.48人と前の週の1.15倍に増え、全国で2番目に多くなっています。

県の発表によりますと、今月2日までの1週間に県内91の医療機関で定点把握された新型コロナの患者数は1227人で1医療機関あたりの平均の患者数は13.48人でした。

前の週の1.15倍に増え、全国では沖縄県の48.39人に次いで2番目に多くなっています。

1医療機関あたりの感染者数を保健所別でみると西之表と名瀬がいずれも54人、徳之島が22.8人で、離島が多くなっているほか指宿が16.33人、鹿児島市が11.65人、加世田が11.33人、志布志が10.4人、鹿屋が9.25人、川薩が8.86人、姶良が7.64人、伊集院が7人、屋久島が6.25人、出水が3.4人、大口が0.5人となっています。

また、インフルエンザの患者数も注意報の基準を超え、3週連続で増えていて、季節外れの流行が続いています。

県によりますと今月2日までの1週間に県内91の医療機関から報告されたインフルエンザの患者数は1826人で1医療機関あたりの患者数は20.07人でした。
3週連続で全国で最も多くなっています。

1医療機関あたりの患者数を保健所別でみると、川薩が50.71人、伊集院が35.8人、指宿が30.67人などとなっています。

この期間、鹿児島市や日置市など県内26の小学校と中学校で学年閉鎖や学級閉鎖の措置がとられました。

県は手洗いや手指の消毒、それに室内の換気など感染対策を徹底するよう呼びかけています。