3年ぶりに直行便の運航再開 台湾の旅行会社を招いて商談会

3年ぶりに直行便の運航が再開された台湾からの観光客の誘致を進めようと、現地の旅行会社などを招いた商談会が鹿児島市で開かれました。

鹿児島市内のホテルで26日県や県観光連盟が開いた商談会には、招待された台湾の旅行会社5社と航空会社「チャイナエアライン」のほか、県内の観光業者およそ50社が参加しました。

会場では台湾側のブースに観光業者が列を作って売り込みを行っていました。

このうち、県内のホテルやレストランの担当者は、パンフレットを使いながら施設の魅力やメニューをPRしていたほか、「かごしま水族館」の担当者は入場料金や施設の見どころについて説明していました。

「チャイナエアライン」の黄乃尹さんは「今回の商談が今後の商品づくりに役立てられればと思います。九州の観光が盛り上がることを期待しています」と話していました。

県によりますと、台湾からの宿泊客は、コロナ禍前の2019年はのべおよそ12万9000人で、香港と韓国に次いで3番目に多くなっています。

今月には直行便としては3年ぶりとなる台北とを結ぶチャーター便が運航され、県は、運休している定期便の再開に向けて空港の受け入れ態勢の確保や航空会社への働きかけを進めています。

県観光連盟の倉野満専務理事は「コロナ以前は観光客も多く継続的に売り込んでいましたがこの3年で空白となっていたので、新しい情報をどんどん売り込んでいきたい」と話していました。