県内のタクシー初乗り運賃の上限 8月から700円に引き上げ

九州運輸局は県本土などで営業しているタクシーの初乗り運賃の上限について、ことし8月1日から700円に引き上げると発表しました。

九州運輸局は26日、県本土をエリアとする「鹿児島Aブロック」と種子島と屋久島などの「鹿児島Bブロック」のタクシー料金の引き上げを公示しました。

それによりますと、普通車の初乗り料金の上限について、「Aブロック」は現在の640円から、「Bブロック」は現在の620円から、いずれも700円に引き上げるということです。

県内のタクシー業界では、ドライバー不足に加え、需要がコロナ禍以前までには回復していないこと、それに原油価格の高騰で収支が悪化する傾向が続いているということで、今回の料金の改定により待遇や収支の改善につなげたいとしているということです。

タクシー料金の引き上げは2020年2月以来で、ことし8月1日から適用されるということです。