瀬戸内町 大雨被害の復旧作業続く

奄美大島の瀬戸内町では記録的な大雨で住宅19棟が床上まで水に浸かったほか、畑が土砂に埋まるなどの被害が出て、復旧作業が続いています。

このうち久慈集落では住宅7棟が床上まで水に浸かり、集落の一角には使えなくなった電化製品や畳などが積み上げられていました。

また、ドラゴンフルーツなどを栽培する広野裕介さんの畑では大量の土砂が山から流れ込み、26日は10人ほどがスコップや手で土砂を取り除いたり、重機で流木を撤去したりしていました。

ドラゴンフルーツは地中の浅い場所に根を広げるため、土砂に覆われたままだと根が呼吸できなくなり枯れてしまうおそれがあるということです。

ドラゴンフルーツは来月からの収穫を予定していただけに、農家にとって大きな打撃となっています。

広野祐介さんは「SNSなどで呼びかけたところ知人や農家の仲間が集まってくれました。これから暑くなるので熱中症に気をつけながら作業していこうと思います」と話していました。