志布志のお茶 「さえみどり」だけ使ったお茶 コンビニで販売

志布志市で収穫された「さえみどり」という品種の茶葉だけを使ったお茶を大手飲料メーカーとコンビニエンス大手が共同で開発し、九州エリアを中心に販売が始まりました。

志布志市は全国でも有数のお茶の生産地ですが、認知度が低いことからことし3月に大手飲料メーカーの「伊藤園」と協定を結んで「しぶし茶」の知名度の向上に取り組んでいます。

今回はコンビニエンス大手とも連携して、志布志市で栽培されている「さえみどり」という品種の茶葉のみを使った新商品を共同で開発し、今月20日から九州エリアを中心に販売を始めました。

22日には志布志内のコンビニエンスストアの前で市長らが出席して記念イベントが開かれ、来場者にお茶がふるまわれました。

「さえみどり」はすっきりとした味わいと旨味が特徴ということで、試飲した人は「すっきりした味わいですごくおいしい」「爽やかな味で飲みやすい」などと話していました。

志布志市では28品種の茶葉が栽培されていて、今後もお茶をコーヒーなどのように品種で楽しんでもらえる商品の開発が検討されているということです。

開発に携わった伊藤園の堀貴浩さんは「志布志市の茶園とは47年来の付き合いがあります。このような品質のお茶を作ることができるというのは志布志という産地の魅力の一つだと思います」と話していました。