鹿児島の和牛 東京で食品展示会に 海外バイヤーにアピール

日本の食品や農産物などを海外に売り込もうと東京で始まった大規模な展示会に、鹿児島の和牛も出展され、海外からのバイヤーに肉質の良さなどをアピールしていました。

この展示会は、21日から23日まで東京・江東区の東京ビッグサイトで開かれていて、国内の食品関連の企業およそ450社が食品や農産物などを出展しています。

このうち鹿児島で和牛を生産・販売している農業法人は、訪れた海外からのバイヤーに和牛の肉質のよさを説明していました。

また、イスラム教の戒律に従った「ハラル認証」にも対応できていることもアピールしていて、期間中、中東のバイヤーなどと商談を行うということです。

農林水産省によりますと、去年1年間の農林水産物と食品の輸出額は、海外での需要の高まりや円安を背景に1兆4100億円余りと過去最高を更新し、政府は2025年までに輸出額を2兆円に増やす目標を掲げています。

展示会の開催に関わった「JETRO」=日本貿易振興機構の栗田かおる主幹は「日本の食に対する注目が高まる中、海外の市場で求められているものや国ごとの規制への対応が必要で、商談を通じてビジネスのヒントを得てもらいたい」と話していました。