元鹿児島市議の事故現場立ち去り 公明党県本部が家族に謝罪

鹿児島市の小森信隆元市議会議員が、車を運転中に自転車に乗っていた中学生と事故を起こしたあと、そのまま現場から立ち去っていた問題で、小森氏が所属していた公明党市議団は、党県本部の幹部が中学生の家族と面会し、謝罪したことを明らかにしました。

鹿児島市の小森信隆元市議会議員はことし4月、車を運転中に自転車に乗っていた中学生と事故を起こしたあと、警察に連絡せずにそのまま現場から立ち去っていました。

中学生はすり傷を負う軽傷だったということです。

小森氏は今月9日、「一身上の都合」を理由に議員を辞職していました。

これについて、小森氏が所属していた公明党市議団の長浜昌三団長は12日、「けがをさせてしまった相手の方やご家族のみなさまに心からおわび申し上げます」と述べ、謝罪しました。

そのうえで、党県本部の成尾信春顧問が10日の夜、中学生の家族と面会し、謝罪したことを明らかにしました。

一方で、この場に小森氏本人は同席しなかったということで、公明党県本部はNHKの取材に対し「党に所属する議員の起こした問題なので、党として対応した」とコメントしています。

公明党市議団は今月2日になって小森氏から連絡を受けるまで、事故については把握していなかったとしています。