沖永良部島の知名町にテレワークオフィス完成 国の交付金活用

沖永良部島の知名町に、国の交付金を活用したテレワークオフィスが完成しました。

新たに完成したオフィスは島の南部に位置し、町が管理する施設のWi−Fi環境の整備などとあわせて国の交付金を活用し、およそ1億3000万かけて整備しました。

オフィスは、災害時の仮設住宅としての活用でも注目されているコンテナ型の木造の建物を4つ合わせたものになっています。

広さおよそ18平方メートルの部屋の窓からは海を望むことができ、共用部分には小さなキッチンが設置されるなど、入居する事業所の社員たちが交流することもできます。

オフィスは、東京や大阪などに本社がある4つの事業所が活用する予定で、早ければ来月から社員たちが島に拠点を移して働き始めるということです。

また、町が管理する「フローラル館」には、リモートワークができる個室やコワーキングスペースのWi−Fi環境を整備し、島内外の人が気軽に利用できるようになっています。

知名町企画振興課の原田孝二課長補佐は「都会から離れたゆったりした環境で新たな発想が生まれればうれしい。町内で仕事ができる環境を整えたので、少しでも長く泊まってもらって島での余暇も楽しんでほしい」と話していました。