保育園で生後6か月の女児重体 リンゴで窒息か 姶良

先月、姶良市の保育園で、生後6か月の女児が窒息状態となって病院に運ばれ、今も意識不明の重体となっています。
保育園によると、リンゴのすりおろしをのどに詰まらせた可能性があるということです。

姶良市によりますと、先月18日の夜、姶良市内の保育園から「園児の顔色が悪くなって体調が急変し、救急搬送された」と報告がありました。

市や保育園によりますと、搬送されたのは生後6か月の女児で、鹿児島市内の病院で治療を受けていますが、1か月以上たった今も意識不明の重体です。

保育園によりますと、この日は午後3時半ごろ、おやつとして、薄く切っておろし金ですったリンゴと麦茶を与えたあと、窒息状態になったということで、リンゴのすりおろしをのどに詰まらせた可能性があるということです。

保育園では、先月25日や今月23日に保護者たちに向けた説明会を開き、この間のいきさつや今の状況などを伝えたということです。

保育園の園長は「何をもって窒息したか分かったときにみなさまにお伝えしようと思っていたが、対応が後手になってしまった。起こってはいけないことが起こったことを事実として受け止め、2度と起こらないようにしたい」と話していました。

姶良市は今後検証委員会を設置し、詳しい原因を調べることにしていて、姶良市保健福祉部子どもみらい課は「あってはならない事故で再発防止に努めていきたい」とコメントしています。