鹿児島と佐賀 ボッチャの選手が合同練習会 交流深める
国民体育大会と全国障害者スポーツ大会は、ことしは鹿児島、来年は佐賀と2年連続で九州・沖縄で開催されます。
こうした中、鹿児島と佐賀の選手による合同練習会が開かれていて、5日はボッチャの選手たちが交流しました。
「かごしま国体」と全国障害者スポーツ大会はもともと3年前に予定されていましたが、新型コロナの影響で開催が難しくなり、その後に予定していた佐賀県などが延期に応じたことから、ことしは鹿児島、来年は佐賀と2年連続で九州・沖縄で開催されることになりました。
これをきっかけに鹿児島と佐賀の選手たちは交流を深めるようになっていて、5日はボッチャの選手たちが鹿児島市で合同練習会を行いました。
ボッチャは、脳性まひなどで運動機能に重い障害がある人のためにヨーロッパで生まれたスポーツで、的となる白い球をめがけて赤と青のボールを投げ合い、どれだけ近づけられるかを競う競技です。
参加した16人の選手たちは、まず3つのチームに分かれて、的に見立てたペットボトルをめがけてボールを投げる練習を行い、的が倒れると大きな歓声が上がっていました。
このあと行われた練習試合では、選手たちが真剣な表情で的に向かって赤と青のボールを交互に投げ、得点を競っていました。
佐賀市の30代の男性は「他県のチームと練習ができるのは、とてもいい機会だと思います。ことしの大会で鹿児島の選手と会えるのが楽しみです」と話していました。
鹿児島での出場選手の選考会はことし5月に行われ、個人・団体、合わせておよそ300人が選ばれます。