東京国立博物館作った町田久成展 串木野市 6月26日まで

幕末にイギリスに渡った薩摩藩の留学生の1人で、日本初の博物館である東京国立博物館を作った町田久成を知ってもらおうという展示会が、いちき串木野市で開かれています。

この展示会は東京国立博物館が去年、開館150周年を迎えたことを記念して開かれました。

東京国立博物館は、幕末にイギリスに留学した薩摩藩の町田久成が大英博物館などに感動し、日本の文化を守ろうと東京・上野に作ったもので、久成は初代館長も務めました。

会場には、留学して博物館を作りその後、出家した久成の足跡を8枚のパネルで紹介しているほか、7年前に東京国立博物館に設置された久成の胸像の原型も飾られています。

また、1階のシアタールームでは、久成の子孫が出家した久成が住職を務めた滋賀県の三井寺などゆかりの場所を訪ねる45分間のドキュメンタリー番組も上映されています。

薩摩藩英国留学生記念館長※サキ崇館長は「貴重な文化財を守りそして後世につなげようと博物館をつくって言った久成の生き様というものを見ていただきたいです」と話していました。

この町田久成展、6月26日までいちき串木野市の薩摩藩英国留学生記念館で開かれています。

※サキは、立つサキ。