大隅地方で初 大崎町の天星酒造がモルトウイスキー製造
大崎町にある酒造会社で今月からモルトウイスキーの製造が始まりました。
これは芋焼酎や麦焼酎の製造を手がけている大崎町の天星酒造が始めたもので、麦芽100%でつくるモルトウイスキーが大隅地方で製造されるのは初めてです。
世界的なウイスキーの品評会でことし部門別の最高賞を受賞した滋賀県の蒸留所の支援で製造を本格化させ、今月1日に迎えた初蒸留には、大崎町の東靖弘町長も立ち会って雇用を含めた地元の活性化に期待を寄せていました。
この酒造会社では、焼酎造りの繁忙期以外にも蔵を稼働させようとウイスキーの製造に乗り出したということで、様々なお酒で使用した樽にウイスキーを入れて熟成させることにしています。
今回仕込んだウイスキーができあがるのは早くても3年後で、将来的に焼酎を漬け込んだ樽で寝かせたウイスキーづくりも考えているということです。
また、トウモロコシなども使ったグレンウイスキーの製造も予定しているほか、蔵の見学などで観光の拠点としてもPRしていきたいということで、大隅地方を盛り上げていきたいと意気込んでいました。