視覚障害者向けの音響式信号機 一部で鳴動時間の延長実施

横断歩道を渡る、目が不自由な人に対して信号が変わったことを音で知らせる「音響式信号機」の多くが夜間は音が鳴らないように設定されていることについて、警察が視覚障害者の団体の要望などを受けて、ことし8月以降県内の21か所で音が鳴る時間を延長したことが分かりました。

「音響式信号機」は、鳥の鳴き声のような音などで信号が青に変わったことを目が不自由な人たちに伝えるものです。

県内では全体のおよそ1割の370基が音響式信号機ですが、「騒音に感じる」といった苦情が寄せられることがあるため、このうち6割余りは早朝や深夜は音が鳴らないよう設定されていました。

これに対して視覚障害者の団体が改善を要望したことなどを受けて、警察がことし8月から先月末までに▽19か所を24時間音がなる信号機に、▽2か所では音がなる時間を延長したことが分かりました。

またあらかじめスマートフォンにアプリを登録すると、信号が変わったときにスマートフォンからの音で信号の変化を知らせる「高度化PICS」という仕組みも、今年度中に県内で初めて鹿児島市の谷山小学校前と県警本部前の2か所に導入されることが決まりました。

鹿児島県警交通規制課の持留道男課長は「視覚障害者の方からの要望などを踏まえて今後も検討を進めていく」と話しています。

【鳴動時間延長の信号機一覧】
今回、音が鳴る時間が延長された交差点は以下のとおりです。

鹿児島市で24時間音が鳴るように変更されたのは、▽谷山駅前▽伊敷支所前▽総合保健センター前▽下伊敷▽県立短大前▽玉江小前▽伊敷中入口▽谷山電停前▽谷山支所前▽坂之上▽県庁前▽谷山サザンホール入口の12か所です。

▽玉江橋西口は午前5時から午後8時まで、▽伊敷ニュータウンは午前5時から午前0時までに延長されました。

また、薩摩川内市では、▽太平橋北口▽向田▽川内文化ホール入口▽川内駅の4か所、姶良市では、▽加治木朝日町▽東岩原▽宮島北の3か所が、24時間音が鳴るようになりました。