中国軍測量艦 口永良部島周辺の領海に一時侵入 ことし4回目

2日未明、中国海軍の測量艦1隻が、鹿児島県の口永良部島周辺の日本の領海内をおよそ3時間にわたって航行しました。
中国海軍の測量艦が周辺の領海に侵入したのはことし4回目で、防衛省が警戒・監視を続けるとともに、航行の目的を分析しています。

防衛省によりますと、1日午後7時50分ごろ、中国海軍の測量艦1隻が鹿児島県の臥蛇島の西の接続水域を、北東に向かって航行しているのを海上自衛隊が確認しました。

その後、測量艦は2日午前0時10分ごろ、口永良部島の南西の日本の領海に侵入し、およそ3時間後の午前3時ごろに屋久島の南の領海を出て、南東に向かったということです。

中国海軍の測量艦が周辺の領海内を航行したのは、9月以来ことし4回目で、外交ルートを通じて中国に対し懸念を伝えたということです。

中国海軍の艦艇が日本の領海に侵入したのは8回目で、防衛省が警戒・監視を続けるとともに、航行の目的を詳しく分析しています。