「アーモンド」で町おこし 湧水町で実の収穫 特産品作りも

日本一のアーモンドの里をめざす、湧水町でアーモンドの実の収穫が行われ、町ではアーモンドを生かした特産品作りに取り組むことにしています。

湧水町では6年前からアーモンドで町を盛り上げようという「アーモンドプロジェクト」が始まっていて、現在、22人の生産者が1600本のアーモンドの木を栽培しています。

このうちおよそ400本を栽培する湧水町恒次の上窪華さんの農園では、先月26日、5センチから7センチほどの大きさに育ったアーモンドの実の収穫作業が行われました。

ふだんナッツとして食用にされているのは果肉の中にある種をさらに割った「仁」とよばれる部分で、かじるとデザートの杏仁豆腐に似たさわやかな香りが広がります。

湧水町では、当初、桜に似ていて桜よりも早く咲くアーモンドの「花見」による観光効果を狙っていましたが、アーモンドの「実」の栄養価にも注目して、新たな特産品の開発にも取り組んでいます。

今年1月には生産組合も立ち上げられ、来年以降、食品やオイルなどへの活用を検討しているということです。

湧水町役場でアーモンドを担当する森田あかりさんは「町独自の地域ブランドとして確立をめざしていきたい」と話していました。

また生産者の上窪さんは「日本であまり栽培されていないので、最初は手探りで大変でした。アーモンドといったら湧水町といわれるぐらいがんばりたい」と話していました。

アーモンドの花言葉は「希望」ということで、湧水町のさまざまな人たちが、アーモンドプロジェクトに希望を見出しているようでした。

「アーモンドプロジェクト」が進められている湧水町では、新たな名物の「アーモンドラーメン」も人気を集めています。

JR吉松駅から歩いて10分の住宅街にあるラーメン店の店主、荒木國光さんが生み出したのが、全国でも珍しいアーモンドラーメンです。

とんこつをベースに、砕いたりペーストにしたりしたアーモンドがまろやかな風味を出していて、妻の三恵子さんが焙煎したアーモンドの香りをつけて作ったオイルがアクセントになっています。

常連のお客さんは「クセがなくて食べやすい。おすすめしたいです」と、笑顔で話していました。

湧水町でとれたアーモンドはまだ成分調査の段階のため使われていませんが、荒木さんは「湧水町がアーモンドの里にしようということで、私もラーメン屋として何か貢献できないかと思って開発しました。湧水町産のアーモンドが手に入るようになったらいのいちばんに飛びつきます」と、話していました。