常時観測火山に「中之島」を追加するよう提言 火山噴火予知連

トカラ列島の中之島は高さが979メートルある活火山です。
専門家などで作る火山噴火予知連絡会は、将来的に活動が活発になる可能性があるとして、24時間態勢で監視を行うことなどを求める提言をまとました。

火山噴火予知連絡会は、気象庁が24時間態勢で監視を行う「常時観測火山」以外に新たに強化すべき活火山を検討し、火山性地震や噴煙などの観測を進めてきました。

その結果、トカラ列島にある中之島の北西に位置する御岳では地震活動が活発で毎日、数十トン程度の火山ガスの放出が認められ、地下には高温のマグマがあると考えられるということです。

火山噴火予知連絡会は、5日、開かれた定例の会合で「中之島は将来的に火山活動が活発になる可能性があり、活動の高まりを見逃さないようにすべきだ」として、24時間態勢で監視を行うよう求める提言をまとめました。

気象庁は今後、地元の自治体や専門家などと協議のうえ、観測設備や噴火警戒レベルの導入の検討など常時の観測態勢の構築に向けた取り組みを進めるということです。

気象庁によりますと、中之島では1914年に泥を噴出する噴火があり、それ以降、噴火や目立った火山活動は観測されていません。