鹿児島県内の火山解説情報(7月1日)

県内の火山に関する情報です。

【桜島】

桜島の南岳山頂火口では、先月27日午後0時20分ごろ、ことし1月28日以来5か月ぶりに、爆発的な噴火が発生しました。

この爆発的な噴火で、大きな噴石が火口から600メートルから900メートルまで飛びました。

また、先月28日午前1時20分ごろの噴火では、噴煙が火口から1600メートルまで上がりました。

桜島では、噴火活動が低調に経過していますが、姶良カルデラの地下深くにはマグマが長期にわたって蓄積していることなどから、南岳山頂火口を中心に噴火活動が活発化するおそれがあります。

気象庁は、噴火警戒レベル3を継続し、南岳山頂火口と昭和火口からおおむね2キロの範囲では大きな噴石と火砕流に警戒するよう呼びかけています。

【諏訪之瀬島】

諏訪之瀬島の御岳火口では噴火活動が続いていて、先月27日から1日午後3時までの間に爆発的な噴火が6回発生しました。

先月27日午前9時半ころの噴火では噴煙が火口から1000メートルまで上がりました。

また6月30日午後10時前の爆発的な噴火では大きな噴石から火口から300メートルまで飛びました。

諏訪之瀬島では今後も噴火が起こるおそれがあるとして気象庁は噴火警戒レベル3を継続し火口からおおむね2キロの範囲では、大きな噴石に警戒するよう呼びかけています。

【新燃岳】

霧島連山の新燃岳では、火口直下を震源とする火山性地震がやや多い状態で経過していましたが、ことし5月中旬以降は減少傾向が見られています。

1日あたりの回数は先月27日が3回、28日が12回、6月29日いが3回、30日が4回で、1日は午後3時までに2回となっています。

新燃岳の火口の中や西側斜面の割れ目近くでは噴気の状態に特段の変化は見られていません。

ただ、GPSによる観測では去年12月ごろからは霧島連山の深い場所でのマグマの蓄積を示すとされる伸びが認められるほか、ことし4月ごろからは、新燃岳でもわずかな伸びが観測されています。

気象台は火山活動がやや高まった状態だとして噴火警戒レベル2を継続し、火口からおおむね2キロの範囲で噴火に伴う大きな噴石におおむね1キロの範囲で火砕流に警戒するよう呼びかけています。