「大崎事件」 22日の決定の注目点は

22日の鹿児島地方裁判所の決定で、最も注目されるのは、弁護団が「これまでで一番強い証拠」とする、救急救命の専門医による鑑定を裁判所がどう判断するかです。

大崎事件の再審請求ではこれまで、義理の弟の死因は首を絞められたことではないとする証拠を弁護団が提出し、認められてきています。

ただ3回目の再審請求で、最高裁判所が、この証拠に対し「死亡時期を示したものではない」として、鹿児島地方裁判所と福岡高等裁判所宮崎支部の決定を覆して棄却しました。

今回・4回目の再審請求で提出された救急救命医の鑑定は、この死亡時期について、「近くの溝に落ちて倒れていた義理の弟を近所の男性2人が自宅に連れて帰ってきた午後10時半の時点で、死亡していた可能性が高い」とするものです。

近所の男性2人は、午後10時半の時点で義理の弟は生きていたと証言していますが、弁護団はこれについても、2つの科学的な手法で改めて鑑定した結果、虚偽の内容が含まれていることが分かったと主張しています。

22日の決定では、この近所の男性2人の証言の鑑定結果についても、裁判所がどう判断するか注目されます。