県内の火山に関する情報(6/20)

県内の火山に関する情報です。

【諏訪之瀬島】
諏訪之瀬島の御岳火口では、噴火活動が続いていて、19日午前0時すぎの噴火では、噴煙が火口から1600メートルまで上がり、19日午前1時前の噴火では大きな噴石が火口から300メートルまで飛びました。

島内の傾斜計では、先月24日ごろから、御岳火口の直下にマグマが上がってきていることを示すとされる変動が観測されています。

諏訪之瀬島では、今後も噴火が起こるおそれがあるとして、気象庁は噴火警戒レベル3を継続し、火口からおおむね2キロの範囲では大きな噴石に警戒するよう呼びかけています。

【新燃岳】
新燃岳では、火口直下を震源とする火山性地震がやや多い状態で経過していますが今月17日から20日午後3時までの1日あたりの地震の回数は、10回未満にとどまっています。

火口の西側斜面の割れ目近くではことし2月に入って地熱域のわずかな拡大が見られるものの、その後の観測では火口内も含め、地熱域や噴気の状態に特段の変化は見られていません。

ただ、GPSによる観測では、去年12月ごろからは霧島連山の深い場所でのマグマの蓄積を示すとされるわずかな地面の伸びが認められているほか、ことし4月ごろからは新燃岳でもわずかな地面の伸びが確認されています。

気象庁は、噴火活動が高まった状態だとして噴火警戒レベル2を継続し、火口からおおむね2キロの範囲で噴火に伴う大きな噴石におおむね1キロの範囲で火砕流に警戒するよう呼びかけています。

【桜島】
桜島の南岳山頂火口では、今月17日から20日午後3時までに噴火は観測されませんでした。

桜島では、火山活動が低調に経過していますが、姶良カルデラの地下深くにはマグマが長期にわたって蓄積していることなどから、南岳山頂火口を中心に噴火活動が活発化するおそれがあります。

気象庁は、噴火警戒レベル3を継続し、南岳山頂火口と昭和火口からおおむね2キロの範囲では大きな噴石と火砕流に警戒するよう呼びかけています。

【薩摩硫黄島】
薩摩硫黄島では今月13日から20日午後3時までの間に、白い噴気が最も高いところで硫黄岳火口から700メートルまで上がりました。

火山性地震は少ない状態で経過し、火山性微動は観測されませんでした。

地殻変動のデータでも、火山活動による特段の変化はみられていません。

ただ、長期的には、夜間に高温の火山ガスなどが雲や噴気に映って赤く見える火映が観測され、時折、噴気が高くなるなど活動が高まった状態が続いています。

気象庁は、噴火警戒レベル2を継続し、火口からおおむね500メートルの範囲で大きな噴石に警戒するよう呼びかけています。