全国一早い新茶の摘み取り 種子島
種子島では、全国で最も早い新茶の摘み取りが始まりました。
種子島では、温暖な気候をいかしておよそ137ヘクタールの畑で茶が栽培されています。
ことしは、先週金曜日から新茶の収穫が始まり、このうち西之表市古田地区の茶畑では、生産者が大型の機械を使って新芽を摘み取る作業を行っていました。
収穫されたのは「松寿」と呼ばれる島独自の品種で、まろやかで甘みのある香りが特徴だということです。
また、工場では、摘み取られた茶葉を蒸し細くよりこむ作業が行われ、新茶ならではのみずみずしい香りがたちこめていました。
ことしは寒暖差が大きかったことから、芽ぞろいがよく収穫量も増えると見込まれています。
種子島茶生産組合の下嶋豊美組合長は「1月と2月に冷え込み今月に入って暖かくなったためいい茶葉ができました。コロナ禍でイベントが開けず、消費が伸び悩んでいますが巣ごもりの間においしいお茶を飲んで家族団らんのひとときを過ごしてもらいたい」と話していました。
種子島での新茶の摘み取りは来月下旬まで行われるということです。