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海開きを前に海水浴場で水難救助訓練 山陽小野田

本格的な夏のレジャーシーズンを前に、海で溺れた人を救助する消防の訓練が、山陽小野田市の海水浴場で行われました。

この訓練は、山陽小野田市にある「きららビーチ焼野海水浴場」が7月15日に海開きするのを前に宇部・山陽小野田消防局が行い、隊員など20人余りが参加しました。
訓練は、遊泳中の高校生2人が溺れて行方が分からなくなったという想定で行われました。
通報を受けて駆けつけた消防の救助隊員が、防波堤から50メートルほど先に浮いている1人を見つけると、専用の空気銃を使って浮き輪が入った筒を発射しました。
そして、「頑張って下さい」などと声をかけながら浮き輪についたロープを引っ張り、岸まで運んで救急隊員に引き継いでいました。
また、県の消防防災ヘリコプターが沖に流されたもう1人を捜索し、ロープで引き上げて助け出す訓練も行われ、参加者はひとつひとつの手順を確認しながら真剣に取り組んでいました。
宇部・山陽小野田消防局によりますと、この海水浴場では平成11年に2人が死亡する事故があったということです。
小野田消防署の吹金原信夫署長は「今後も関係機関と訓練を重ねて水難事故に備えたい。事故や熱中症に気をつけて海水浴を楽しんで欲しい」と話しています。

07/05 12:10
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