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万博への校外学習で県が費用を一部負担 和歌山 岸本知事

岸本知事は、2日の会見で、来年開幕する大阪・関西万博に県内の小中学校などが校外学習で訪れる際は、チケット費用に加えて交通費の一部を県が負担する考えを示しました。

大阪・関西万博は来年4月から10月にかけて開催され、実施主体の博覧会協会は、期間中、およそ2820万人の来場者を見込んでいます。
これについて岸本知事は、2日の会見で、県内の小・中学校や義務教育学校、それに特別支援学校などの小学部と中学部が校外学習で万博を訪れる際は、▽チケット費用の全額に加えて▽移動のためのバス費用の負担額が1人あたり3000円程度になるよう県が支援する考えを示しました。
岸本知事は、「和歌山の子どもたちに、国際的な感覚を磨いたり最先端の技術に触れたりしてほしい。それが子どもたちのモチベーションになって夢を持つことにつながるといいと考えている」と話していました。
その上で、ことし3月、万博会場の建設現場でメタンガスによる爆発事故が起きたことに関連して、県が実施主体の博覧会協会から安全対策などについて聞き取り、結果を各学校に通知する考えもあわせて示しました。
一方、2日の会見では、大阪・関西万博を訪れる人のうち和歌山県も訪れると見込まれる人の数が189万人に上り、その経済波及効果はおよそ330億円になるという県の新たな試算も明らかにしました。

07/02 15:10
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