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島根と鳥取 民間企業の夏ボーナス ４年連続の増加
島根・鳥取両県の民間企業の夏のボーナスについて山陰合同銀行が調べたところ、１人あたりの平均の支給額はおよそ３７万２０００円と去年より３.４％増え、４年連続の増加となりました。
山陰合同銀行は、山陰に事業所を置く従業員３０人以上の民間企業３９７社を対象に、今年度の夏のボーナスについて調査しました。
それによりますと、１人あたりの平均の支給額はおよそ３７万２０００円と去年（２０２３年）の夏より１万２０００円、率にして３.４％増え、４年連続の増加となりました。
業種別にみると、金属や食品などのメーカーを含む「製造業」で、原材料価格の高騰を受けて価格転嫁が進んだため、「去年より増額する」と回答した企業が増えたということです。
また、ボーナスを受け取る５２１世帯に使いみちを尋ねたところ、「預貯金」が４９％と最も多く、物価の高騰が進む中、支出を控えて貯蓄に回す生活防衛的な動きがみられるとしています。
山陰合同銀行の産業調査グループは、「ボーナス増額の動きが広がっているが、物価を反映した実質賃金はマイナスの状態が続いている。持続的な賃上げを実現できるかがポイントだ」としています。
07/07 20:10