NHK 各地のニュース
鳥取県のニュース
NHK鳥取放送局

県内 昨年度のコンベンションの経済効果33億円

鳥取県内で昨年度(令和5年度)開かれた学会やスポーツ大会などコンベンションの経済効果は、およそ33億円とコロナ禍前の半分程度にとどまったことが県の外郭団体の推計で分かりました。

コンベンションの誘致などに当たっている県の外郭団体「とっとりコンベンションビューロー」は昨年度、県内で開かれた学会やスポーツ大会など191件の経済波及効果を推計しました。
それによりますと、会場の設営費や参加者の交通費、宿泊費などを合わせた経済波及効果は32億9700万円で、コロナ禍前の平成30年度(63億6000万円)の52%程度にとどまっていることが分かりました。
昨年度、参加者が最も多かったのはいずれも米子市で開かれた▽去年10月の「建築士事務所全国大会」と▽11月の「日本泌尿器内視鏡・ロボティクス学会」で、およそ1700人、次いで▽2月の「日本ロボット外科学会」のおよそ1300人などとなっています。
経済効果がコロナ禍の水準まで回復していないことについて、ビューローでは、大会にオンライン参加する人が増えているとしたうえで、「現地でないと体験できないプログラムを開発するなどしてコンベンションの誘致や経済効果の拡大を図っていきたい」と話しています。

07/06 19:54
ニュース・トップへ

NHK鳥取放送局
テキスト版トップ / 全国のニュース

(c)NHK