NHK 各地のニュース
首都圏のニュース
NHK放送センター

小池氏「重責を痛感 東京大改革のバージョンアップを進める」

現職の小池百合子さんは、3回目の当選が確実になったことを受け、午後8時すぎに東京・新宿区の選挙事務所で支持者に対し、「力強い支持を頂き、3期目の都政のかじ取りを任せて頂いたことに重責を痛感している。改めて都民の皆さんからもっと改革を進め、もっと生活を支えてくれという思いを頂いた」と挨拶しました。
このあと取材に応じた小池さんは勝因について聞かれると「2期8年都政を預かった間、コロナもあった。コロナ禍の中でも都民や医療関係者の皆さんに協力を頂き、5類への移行といったことも含め、8年間の実績を評価していただいた」と振り返りました。
今回の選挙戦については「私を含め56人が立候補という状況の中で、ポスターの掲示や、脅迫を受けたり、街頭ではやじの大合唱があったり、これまで経験したことがないような選挙戦だった。想定しなかった事態に対し、どう法的な課題の整理ができるかといった点も今回の選挙を通じて感じた」と話していました。
その上で、3期目の都政運営について「物価高、円安も伴って厳しい状況だ。全体としての少子化対策、産業も大きく変わる中でDXをどう進めていくのか。世界と比べても女性活躍の環境は十分ではない。東京大改革のバージョンアップを進め、1400万人の都民の命と暮らしを守っていく」と述べました。
選挙戦で訴えてきた子育て支援策については「子育てと教育にお金や負担がかからない東京を目指している。第2子からの保育料無償化を第1子にも広げていきたい。人材こそ東京の命なので、1人1人の子育て、出産から、その前の出会いも含め、シームレスな対応を強化していきたい」と話していました。

07/07 22:27
ニュース・トップへ

NHK放送センター
テキスト版トップ / 全国のニュース

(c)NHK