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富士市で和紙を使った現代アートの作品展
製紙業が盛んな富士市の美術館で、和紙を使った現代アートの作品展が開かれています。
会場には沼津市在住の現代美術家、青木一香さんが制作した、和紙を使った作品３点が展示されています。
いずれも「無」という漢字を使ったもので、このうち、さまざまな書体で「無」と書かれた和紙を床一面に並べた作品は、和紙の上にさまざまな大きさの紙の球体がちりばめられています。
青木さんは、人の呼吸を「無」という文字に置き換えて地球上には多様な人が息をしていることを表現したということです。
訪れた人たちは、思い思いに書かれた「無」という漢字を読み取ろうとじっくりと眺めていました。
きょうは青木さんの講座も開かれ、父親が書道教室を開いていたので墨と和紙に親しみを持ち、紙いっぱいに文字を書く作品を作るようになったことなど現代美術家になるきっかけを紹介していました。
青木さんは「墨で文字を書く際に、紙が一番ふさわしいです。作品を見て美しいと思えてもらえたらうれしいです」と話していました。
この展示は「ふじ・紙のアートミュージアム」で９月１６日まで開かれています。
07/15 19:33