NHK 各地のニュース
静岡県のニュース
NHK静岡放送局

浜松でこども誰でも通園制度始まる 母親「助かる」

保護者が働いていなくても子どもを保育園などに預けることが可能となる「こども誰でも通園制度」が浜松市で試行的に始まりました。

この制度は保護者が働いているかどうかにかかわらず、子どもを保育園や幼稚園などに預けられるようにするもので、国が再来年度から全国の自治体で導入する予定です。
これに先立って浜松市では1日から26の保育園や幼稚園などで試行的に実施を始め、2日は午前中、可美保育園で1歳5ヶ月の男の子を預かりました。
男の子は、最初は緊張した様子も見られたということですが、次第に慣れ、保育教諭やほかの園児たちと一緒に遊んでいました。
市によりますと、制度の対象は市内に住む生後6か月から3歳未満の未就園児で、利用は1回あたり2時間、料金は2時間で600円となっています。
利用に当たっては事前の登録が必要で、これまでに80組が登録しているということです。
37歳の母親は、保育中に食料品などの買い物を済ませ、今後は、通院や役所の手続きなどが必要なときに利用を考えているということです。
母親は「短い時間でしたが精神的にも体力的にも助かりました。子どもの成長にとっても大勢の子どもと遊ぶのはとても大切だと思うので今後も利用したいです」と話していました。
浜松市幼保支援課の井川宜彦課長は「利用者と施設側の意見を聞いてより使い勝手の良い方法を考え子育てしやすい環境を作っていきたい」と話していました。

07/02 15:17
ニュース・トップへ

NHK静岡放送局
テキスト版トップ / 全国のニュース

(c)NHK