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道東での災害に備え 釧路空港で救援物資の輸送などの訓練

道東で大規模な災害が発生した際、救援物資や空港運営の要員を受け入れる手順を確認する訓練が4日、釧路空港で行われました。

この訓練は千島海溝沿いの巨大地震で釧路市で震度6弱の揺れを観測し、釧路空港が物資の輸送拠点になったという想定で空港を管理する北海道エアポートが行いました。
4日の訓練では新千歳空港を出発し釧路空港に着陸したヘリコプターから空港の職員などが救援物資を運び出す一連の手順を確認しました。
また、ヘリコプターには釧路空港の運営を支援するためにやって来た職員も同乗していて、この職員も物資を運び出す訓練に加わっていました。
釧路空港は高台にあるため市街地などに津波が押し寄せても浸水しないと想定されていますが、周辺の道路が寸断されるなどして空港運営にあたる要員の確保は困難になるとみられていて、こうした事態を想定した訓練だということです。
千島海溝沿いの巨大地震が発生した際、釧路空港では3時間以内にヘリコプターを最大で21機受け入れられる態勢を目指しているということで、北海道エアポート釧路空港事業所の袴田慶一所長は「釧路地方が被災した場合は復興・復旧の一番の拠点としてしっかり運営できるようにしたい」と話していました。

07/04 19:45
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