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白石町で生まれたコウノトリ愛称決まる ヒナは「かれん」 

ことし4月に白石町で生まれた国の特別天然記念物、コウノトリのヒナとその母親の2羽の愛称について、町は16日、ヒナが「かれん」、母親が「つむぎ」に決まったと発表しました。

白石町では、国の特別天然記念物のコウノトリのペアが高さ10メートルほどの電柱の上に巣を作り、4月にヒナの誕生が確認され、先月28日、メスのヒナ1羽が巣立ちました。

コウノトリが巣立ったことが確認されているのは、九州ではこのペアだけで、町は、コウノトリに愛着を持ってもらおうと、このヒナと、これまで名前が決まっていなかった母親の2羽の愛称を募集しました。

その結果、町民76人から応募があり、町は、16日、選考委員会で選ばれた2羽の愛称を発表しました。

それによりますと、ヒナはかわいらしい様子や巣の周りで栽培されているレンコンのハスの花にちなんで「かれん」に、母親は引き続き白石町でたくさんの子どもを育てていくことを願い、「つむぎ」に決まりました。

町によりますと、町内でコウノトリのヒナが巣立ったのは2年連続で、当面、巣を拠点に周辺でエサを探しながら過ごすとみられるということです。

白石町の田島健一町長は、「去年に続き、ことしも1羽巣立ってくれて良かった。引き続き、町民の皆さんに温かく見守ってほしい」と話していました。

07/16 11:31
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