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奈良 県内各地でことし初めての猛暑日に

5日の県内は、広い範囲で晴れて気温が上がり、各地でことし初めて35度以上の猛暑日となりました。
気象台によりますと、週末にかけて蒸し暑い日が続くということで、熱中症に警戒し、屋外での運動は控え、室内でもエアコンを使ってください。
のどが渇いていなくても定期的に水分を補給してください。

5日、県内は高気圧に覆われて広い範囲で晴れ、各地で気温がぐんぐん上がりました。
日中の最高気温は、▽上北山村で37.2度、▽十津川村風屋で37.1度、▽五條市で35.6度、▽奈良市で35.5度を観測するなど県内各地でことし初めて猛暑日となりました。
消防によりますと、5日午後4時半の時点で県内であわせて7人が熱中症の疑いで搬送されたということです。
このうち大和郡山市では、50代の男性が意識がもうろうとしているのを自宅で家族が見つけて病院に搬送され治療を受けているということです。
気象台によりますと、週末にかけて気温や湿度が高く蒸し暑い日が続くということです。
熱中症に警戒し、▽屋外での運動を見合わせるほか、▽外出はなるべく避け、▽室内でもエアコンを使ってください。
▽水分はのどが渇いていなくても、時間を決めて定期的に補給してください。

【県内で熱中症の疑いの搬送者33人(6月17日〜30日)】
先月(6月)30日までの2週間に、熱中症の疑いで搬送された人は県内で33人でした。
これから本格的に暑さが厳しくなることから、県は適切にエアコンを使うなど熱中症対策を心がけるよう呼びかけています。

県によりますと、先月(6月)17日から30日までの2週間に熱中症の疑いで救急搬送された人は33人でした。
いずれも中等症や軽症ということです。
また、ことし4月29日に集計を始めてからの累計は123人で、去年の同じ時期と比べて30余り増加し、このうちおよそ6割が65歳以上の高齢者となっています。
これから気温と湿度はさらに高くなる見込みで、県は▽我慢せずにエアコンを使用し、▽のどが渇いていなくてもこまめに水分を補給するほか、▽屋外で活動する際は長時間の作業や激しい運動を避け、適切に休憩を取るなどして熱中症対策を心がけるよう呼びかけています。
また、自分で水が飲めないときや意識がもうろうとしたり、全身のけいれんがあったりする場合はためらわず救急車を呼んでほしいとしています。


07/05 17:40
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